家事をシェアしやすい住まいに
2020年7月1日
仕事をしながら子育てだけでなく、介護もする時代。家族が積極的に家事に参加できる仕組みを作ってみませんか?
■家事は家族の誰かが担うのではなく、協力しあうもの。家事シェアの目的は、効率のよい仕組みやアイデアを駆使して、時間と心にゆとりを作ること。
そうすることで、毎日の暮らしがぐっと楽しく、子供達も家族の一員であることを認識でき、自立心が養われます。
家事をシェアしやすい住まいに不可欠なのは、家事の動線が短いことです。
たとえば、
◦下ごしらえの手を止めずに、ゴミが捨てられる
◦コンロのすぐそばに、フライパンや調理器具がある
◦ランチョンマットやカトラリー類は、ダイニングテーブル脇にある
このようにモノを取りに行く手間がかからないほうが家事はスムーズに進みます。作業ごとの動線を1つ1つ思い出し、目的ごとに収納場所を決めることが重要です。
■こんなことある人は、ストレスを感じているサイン!
調理をするとき、
◦キッチンを行ったり来たりすることが多い
◦必要なものを探すのに時間がかかる
◦取り出すのが面倒に感じる調理器具がある など
ひとえに調理と言っても、朝食やお弁当、夕食、お菓子を作るとき…と、作る料理や目的によって必要な材料や道具は異なります。
そのため、キッチンに置くものの場所を考えるなら、種類別に分類するより目的別に定位置を決めておくのもおすすめです。
「お弁当セット」「お菓子セット」のようにカテゴリー分けして収納すると、無駄な動きもなくなり効率がよくなります。
私は冷蔵庫に「朝食セット」を籠に入れています。パン食なのでジャム・チーズ・ハム・マーガリン・コーヒーなど、同じ目的に使用するものをひとまとめにしているので、結構便利です。
お菓子セット、調味料セットも作っています。セットのままそれぞれ収納できるので、出し入れが簡単なのでお勧めですよ!テーブルの上がいつもスッキリします!!
■家事シェアできるキッチン作りには、パっとみてわかる、すぐ取り出せる仕組みが重要です。片付けに苦手意識を感じている方や、片付け方がわからない幼い子どもが動きやすい環境作りは家事シェアを促す第一歩。
家族みんなが収納場所を把握できるよう、引き出しや容器には 「ラベリング」するのもいいかもしれません。文字が読めない子どもたちにもわかるようにシールやイラストを活用するのもいいですね!
「あれはどこ?」「これはどこ?」と聞かれなくなるので、ママがお留守でも安心。心にゆとりも生まれます。
共働き夫婦にとって、家事は時間との戦いといっても過言ではありません。
ひとりで抱え込むより、家族それぞれができる家事を協力しあえるとよりスムーズになり、家族の心と時間にゆとりをもたらします。
家事の仕組みと習慣をほんの少しだけ変えるだけで、心地よい暮らしが実現しそうですね。
あなたがストレスを感じている家事はどんなことですか?